子ども・若者の望まない妊娠を防ぐ
実施中
2023年6月
現在
ケニア
現地パートナー団体
Our Programs
プログラム内容
自分の体と未来は僕たち、私たちが決める!子ども・若者たちが広める性教育
正しい性の知識と自己決定について同世代に伝える「ピアエデュケーター」を育成し、若者に啓発活動を実施します。他にも自分の体を守れるように、避妊具、避妊薬の配布や地域啓発を実施し、サポート体制を構築していきます。
背景
10代妊娠率が33%という現実
ケニアのホマベイ郡における10代の妊娠率は33%であり、ケニア全47郡のうち2番目に高い地域です。男性優位の価値観、貧困、性と生殖に関する健康と権利の知識不足といった要因が複雑に絡み合い、女の子は早すぎる妊娠・出産を経験しています(*2)。 *2 Fiona Samuels, Carmen Leon-Himmelstine, Lilian Otiso, Maryline Mireku and Beryl Oyier.Unintended pregnancies and HIV among adolescents and young people A situation analysis of Homa Bay, Kenya.2020.
現地パートナー団体
ビアジェンコ
1997年に組織され、現在ケニアにNGO登録済みの団体。地域のHIV/エイズや保健に関する社会課題、貧困問題、教育問題に取り組んでいます。PLASとは2016年からパートナーを組み、共に活動を行っています。
Voices
プログラム参加者の声
自分を守る力を学び、誇れる自分になる
早すぎる妊娠をしないために、HIV/エイズを防ぐためにできることがある。こうしたことを学べたことで、いま、私は自分を誇りに思っています。
ピアエデュケーター
ジャエルさん
パートナー団体スタッフの声
同世代を支えるピアエデュケーターの成長
ピアエデュケーターたちは始めの頃は男女差なくシャイだったのが印象的でした。研修を通して、とても立派に同世代へのSRHRセッションの講師を務めています。
現地パートナー団体ビアジェンコスタッフ
ダン
PLASスタッフの声
ユースの力で変わる地域
仲間たちと共に、『早すぎる妊娠』や『望まない性交渉』といった多くの課題について真剣に考え、行動するユースたちは、とても頼もしい存在です。彼らの力で地域がどのように変わっていくのか、その姿を皆さんにもぜひお伝えしていきたいです。
PLAS海外事業プログラムオフィサー
秋本真央
事業名 | 望まない妊娠を防ぐプログラム(SRHR) |
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地域 | ケニア共和国ホマベイ郡スバ準郡 |
目的 | 若者が自分の体と未来を自分で決められるように |
受益者 | ピアエデュケーターの保護者21名、若者21名 ピアエデュケーターの啓発活動に参加する若者720名 |
期間 | 2023年6月~現在 |
アフリカ大陸東部に位置する共和制国家です。首都はナイロビ。
エチオピア、南スーダン、ウガンダ、タンザニア、ソマリアと国境を接し、南東部はインド洋に面しています。面積は58.3万平方キロメートルで日本の約1.5倍の広さです。人口は5,257万人(2019年:国連)。キクユ族、ルヒヤ族、カレンジン族、ルオ族、カンバ族などの民族が暮らしています。
1963年に英国から独立、公用語はスワヒリ語と英語です。多くの国立公園と動物保護区があります。