SRHRプログラムでは、ケニア・ホマベイ郡において、地域全体で性と生殖に関する健康と権利(SRHR)について正しい知識を身に付け、一人ひとりが自分で考え、選択できるようになることを大切にしながら、子どもたちの望まない妊娠を防ぐための活動を行っています。
今回は、その取り組みの1つである、学校の先生を対象としたSRHR研修の様子を見てみましょう。
7月は学期末試験が行われるため、先生たちにとって非常に忙しい時期です。そのような時期にもかかわらず、8名の先生全員が、性と生殖に関する健康と権利(SRHR)についての研修に参加しました。
この先生向けのSRHR研修には、保健省の担当者や教育省の地方事務所の担当者も同席しました。研修の目的は、先生がSRHRに関する知識や対応力を高め、思春期の生徒たちに対して、学校の中で継続的な相談やサポートが行えるようになることです。生徒たちが日常的に、性と生殖に関する健康と権利に関する悩みを安心して相談できる環境を整えることを目指しています。

別日に行われた研修の様子
研修の中で先生たちは、10代の若者が望まない妊娠に直面してしまう背景に、貧困やジェンダーに基づく暴力、生理用ナプキンや下着、携帯電話をはじめとする生活必需品をもらうための対価として、性交渉が行われている現実があることを共有しました。
さらに、生徒を対象とした「学校での若者の健康と選択を支える保健研修」を学校で取り入れるようになってから、妊娠を理由に退学を選ぶ人数は徐々に減っていることも話してくれました。
生徒を対象とした保健研修は、男女を問わず、生徒たちが安心して自分の悩みや考えを話せる雰囲気づくりを大切にしています。生徒たちが積極的に参加できるよう、グループディスカッションや質疑応答の時間を多く設け、10代の妊娠、避妊に関すること、ジェンダーに基づく暴力など、思春期の子どもたちにとって身近なテーマを取り上げています。

別日に行われた研修の様子
今回のSRHR研修を受けた中学校のヴィクター先生は、「男女それぞれの先生たちがSRHRの知識を持ったことで、生徒たちは自分の悩みに合った相談先を選択できるようになりました。生徒たちが10代の妊娠という問題に直面することなく、安心して学習できるよう、全力でサポートしていきたいです。」と前向きに話してくれました。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
引き続き、SRHRプログラムの様子を見守っていただけますと幸いです。
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