プライバシーポリシー

子どもと若者のセーフガーディングポリシー

「Creativity for All」をともに考える。アドビ株式会社で社内講演

「Creativity for All」をともに考える。アドビ株式会社で社内講演
  • PLAS 小島美緒

2026年7月27日、アドビ株式会社の社員のみなさまへ、PLAS事務局長理事の小島が「Lunch & Learn」に登壇しました。

当日はアドビ株式会社の東京オフィスにて、オンラインとのハイブリッド形式で開催され、多くの社員のみなさまにご参加いただきました。

講演のテーマは、「才能は平等に生まれる。でも、機会は平等ではない。― アフリカの子どもたちと『Creativity for All』を考える Lunch & Learn」

PLASが活動するケニア・ウガンダの子どもたちが直面している課題や、現地の人々とともに取り組む支援についてお伝えするとともに、アドビが掲げる「Creativity for All」という視点から、子どもたち一人ひとりの可能性をひらくために何ができるのか、参加者のみなさまと一緒に考えました

才能はあっても、機会が届かない――子どもたちを取り巻く現実

生まれた場所や家庭環境にかかわらず、子どもたちはそれぞれに可能性を持っています。しかし、その可能性を発揮するための教育や情報、人とのつながりといった「機会」は、決して平等ではありません。

PLASが活動するケニア・ウガンダには、都市部から離れ、さまざまな支援やサービスが届きにくい地域があります。

貧困だけではなく、家庭環境や教育、性に関する知識へのアクセスなど、複数の課題が重なることで、学校に通い続けることが難しくなったり、早期の妊娠・出産によって教育の機会を失ったりする子どもたちがいます。

講演では、こうした現地の状況とともに、PLASが大切にしている支援のあり方である、「つくる支援」についても紹介しました。
当日は、親子への支援やカウンセリング、若者自身が性に関する正しい知識を同世代や地域に届けるピアエデュケーターの取り組みなど、ケニア・ウガンダでの活動を現地の事例とともにお伝えしました

「Creativity for All」と、子どもたちの可能性

今回のLunch & Learnで、もう一つ大切なテーマとなったのが、アドビの「Creativity for All」とPLASの活動との接点です。

子どもたちが自分の未来について知り、考え、選択していくためには、そのための情報や学び、人とのつながりにアクセスできることが欠かせません。

PLASが現地で取り組んでいるのも、子どもたちに答えを与えることではなく、一人ひとりが自分自身の人生を選択していくための環境や仕組みを、地域の人々とともにつくっていくことです。

「すべての人に創造性を」という考え方と、子どもたちが自ら未来を描き、その可能性を発揮できる環境をつくりたいというPLASの活動。
異なる領域で活動するアドビとPLASですが、今回の講演では、こうした視点にも重なりを見つけながら、社会課題について考える時間となりました。

20260918A12.jpg

「知る」だけで終わらない。社員のみなさまとの対話

ランチを囲みながら行われたセッションは、和やかな雰囲気で進みました。

一方で、質疑応答では、限られた時間のなかでも社会課題の本質に踏み込む質問が寄せられました。

たとえば、「地域や社会の制度を変えていくうえで行政や政治が果たす役割とは」や、「当事者である子どもたちの声が社会の意思決定に届くためには何が必要なのか」といった問いです。

さらに、アドビならではの視点から、「通信インフラなどの課題があるなかで、デジタルを活用して社会課題を解決するとしたら、どのような可能性があるだろうか」という問いも投げかけていただきました。

PLASからは、現地での調査や情報収集のデジタル化、デジタルコンテンツを活用したピアエデュケーターの育成、現地で支援にあたる人材向け研修のオンライン化など、将来的に考えられる活用例を紹介しました。

現地では通信環境をはじめとするさまざまな制約があります。そのため、すぐに実現できるものばかりではありません。

それでも、「現場にある課題」と「企業が持つ技術や知見」を重ね合わせて考えることで、新しい解決方法の可能性が見えてくる―。
そんな対話が生まれたことは、PLASにとっても大きな学びとなりました。

20260918A10.jpg

「Creativity」から広がった、企業とNGOの協働の可能性

Lunch & Learnを通じて印象的だったのは、参加者のみなさまがPLASの活動を「知る」だけでなく、「アドビの強みを生かすとしたら、何ができるだろう」という視点から社会課題を捉えてくださったことでした。

PLASには、ケニアやウガンダの地域に入り、現地の人々と試行錯誤を重ねながら支援の仕組みをつくってきた経験があります。

一方、企業には、テクノロジーやクリエイティブ、マーケティングなど、それぞれの事業や仕事を通じて蓄積されてきた専門性があります。

今回のように、NGOが現場で直面している課題を共有し、そこに企業で働くみなさまの視点を重ねてみることで、寄付だけではない新しい社会課題への関わり方が生まれる可能性があります。

企業とNGOがそれぞれ異なる場所で培ってきた知見を持ち寄り、ともに問いを立て、考えること。
今回のLunch & Learnは、その可能性を感じる時間となりました。

アドビ株式会社のみなさま、貴重な機会を本当にありがとうございました!

-----
PLASでは、社員向け講演会やプロボノなど、企業のみなさまの強みを活かした連携に取り組んでいます。

社員が社会課題について考える機会をつくりたい、自社の専門性を社会課題の解決に活かしたいという企業のみなさま、ぜひPLASまでお問い合わせください。

お問い合わせはこちらから

PLASサポーター
参加募集中

Support

アフリカの子どもたちが
前向きに生きられる未来
をつくりませんか?