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一歩を踏み出すきっかけを、ともに

一歩を踏み出すきっかけを、ともに
  • PLAS 小島美緒

いつもPLASを温かく応援してくださり、本当にありがとうございます。PLAS事務局長の小島です。

今日は、私がなぜ20年にわたってPLASの活動を続けてきたのか、そして、なぜ今、マンスリーサポーターとして力を貸していただきたいのか、お話しさせてください。

「可能性を信じてくれる誰かがいれば」

先日、家を掃除していたとき、段ボールの奥から一冊の古いノートが出てきました。

そこには、20年前、PLASのボランティアとしてウガンダの農村で活動していた私が、こんな言葉を書き残していました。

「人は誰しも可能性を持っている。その可能性を信じ、応援してくれる誰かがいれば、未来は拓かれていくはず」

当時のウガンダでは、HIV/エイズによって多くの人が命を落とし、親を亡くした子どもたちが、差別や偏見、貧困のなかで生きていました。

そこで出会ったのが、デリックという男の子です。

エイズで親を失い、小学校にも通えず、一日に一度しか食事をとれない日もありながら、彼はウガンダに来たばかりに私に「こっちの暮らしはどう?」と気遣う優しさを持っていました。

そして、「夢はあっても、どうしたら叶えられるのか分からない」と話してくれた彼に、私は返す言葉がありませんでした。

貧困、HIV/エイズ、紛争。

あまりにも大きな課題を前に、大学を卒業したばかりの私に何ができるのだろう。
そんな無力感を抱えながらも、学校への伴走支援や子どもたちの調査に取り組む日々を送りました。

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地域で活動するパートナー団体やボランティアメンバーとの打ち合わせを重ねる

「知る」ことが、一歩を生み出す

帰国後、私は外資系の証券会社に就職しました。

大きなお金が瞬時に動く世界で働きながら、「このお金があれば、何人の子どもが学校に通えるだろう」と考えることがありました。仕事を終えた後や休日にはPLASのボランティアを続け、有給休暇を使ってウガンダにも通いました。

そんなある日、会社の上司が「ウガンダってどんなところなの?」と声をかけてくれました。

私は嬉しくなり、現地で出会った子どもたちについて話す、小さな社内セッションを開きました。

すると、多くの社員が、新卒だった私の拙い話に耳を傾けてくれたのです。

「知らなかった」
「教えてくれてありがとう」
「日本からできることはないの?」

そして、実際にPLASへの寄付を始めてくれた先輩たちもいました。

その経験から、私は知りました。

人は、無関心なのではない。知るきっかけがあれば、遠く離れた誰かに心を寄せ、自分にできる一歩を踏み出すことができる。以来、私は、現地で出会った人たちの声を日本に届け、ともに行動する仲間を増やすことも、自分の大切な役割だと考えるようになりました。

変化には、時間がかかるから

あれから20年。ウガンダやケニアの首都には高層ビルが並び、モバイルマネーや高速インターネットも普及しました。

一方、PLASが活動する農村部では、今も多くの子どもたちが、生まれた環境によって教育や将来の選択肢を奪われています。けれど、変化は確かに生まれています。

友人や姉妹が予期せぬ妊娠によって学校を辞めていく姿を目の当たりにし、「同じ経験をする子どもたちを減らしたい」と、正しい性の知識や、自分の人生を選択する大切さについて学び、仲間に伝えるピアエデュケーターになった10代の若者たち。
明日の食事にも困っていたなか、「子どもにより良い人生を歩んでほしい」と決意し、読み書きや計算から学び直して小さなビジネスを始めた、HIVとともに生きるお母さんたち。

あるお母さんは、自ら収入を生み出せるようになり、誇らしげにこう話してくれました。

「私は、貧しいシングルマザーから、ビジネスウーマンになれたのよ」

人が自信を取り戻し、自分の人生を選び取れるようになるまでには、時間がかかります。

研修に一度参加すれば終わりではありません。

立ち止まったときに話を聞き、失敗したときには方法を一緒に考え、もう一度踏み出す姿をそばで見守る。
子どもや保護者と長く関わり続けるからこそ、生まれる変化があります。

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研修を受けてカフェを開業し、自立に向かっていったお母さん

「あのとき支えてくれた誰か」が、一生を支える

マンスリーサポーターのみなさまから毎月寄せられるご寄付は、こうした息の長い支援を支える大切な力です。

継続的なご支援があることで、PLASは、その時々の状況に左右されず、子どもや保護者の人生に長く寄り添う活動を計画し、続けることができます。

そして、支えはお金だけではありません。

遠く離れた日本に、自分たちのことを気にかけ、応援してくれる人がいる。
その事実が、困難のなかにいる子どもやお母さんたちにとって、「もう一度やってみよう」と思える心の支えになります。

「あの頃、支えてくれた人がいた」

その記憶は、支援が終わった後も、その人の人生を支え続けていくのだと思います。

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20年前、ウガンダで大きな課題を前に立ち尽くしていた私も、一人ではここまで活動を続けることはできませんでした。

子育てをしながら。働きながら。学生から社会人になる節目に。第二の人生の一歩として。
さまざまな形で「自分にできることを」と力を寄せてくださった、一人ひとりの存在があったからこそ、PLASは20年にわたって歩みを続け、9,000人を超える子どもたちに支援を届けることができました。

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20周年記念イベントに集まったみなさんと

子どもたちが直面する課題は、きっと変えられる。
一人ひとりの可能性がひらく社会を、きっとつくることができる。

そう信じられるのは、現地で一歩を踏み出す子どもやお母さんたちと、その歩みを応援してくださるみなさまがいるからです。

今度はあなたも、マンスリーサポーターとして、この歩みに加わっていただけませんか。

遠く離れた誰かを「支援する人」としてではなく、より良い社会をともにつくる仲間として。
あなたの毎月の応援が、子どもたちが未来へ踏み出す、かけがえのない力になります。

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子どもたちの「これから」を、一緒に。

PLASでは現在、PLASサポーター募集キャンペーンを実施しています。

PLASサポーターは、月1,000円からの毎月の寄付で、子どもたちや家族に生まれる変化を継続して支える仲間です。

一人ひとりの小さな変化を、未来につながる力にしていくために。
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