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「つくる支援」を企業のみなさんと。アクセンチュア株式会社で社内講演

「つくる支援」を企業のみなさんと。アクセンチュア株式会社で社内講演
  • PLAS 小島美緒

2026年7月7日、アクセンチュア株式会社の社員のみなさまを対象に、PLAS事務局長理事の小島が社内ランチ講演会に登壇しました。

当日は会場とオンラインをつないだハイブリッド形式で開催され、約50名の社員のみなさまにご参加いただきました。
今回の講演では、PLASが活動するアフリカの子どもたちが置かれている状況や、現地の人々とともに取り組む「つくる支援」についてお話ししました。

そしてもう一つ大切にしたのが、PLASから一方的に活動をお伝えするだけではなく、参加者のみなさまと一緒に社会課題について考えることです。

講演の後半には、アクセンチュアのみなさまのスキルや経験を活かしてPLASの課題についてアイデアをいただく「Skill Giving」も実施。企業とNGO、それぞれが持つ知識や経験を持ち寄ることで何ができるのか、私たちにとっても多くの発見がある時間となりました。

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アクセンチュア株式会社の担当者(左)とPLAS小島 

アフリカの「ラストワンマイル」で起きていること

講演では、小島自身が企業勤務を経てPLASに入職した経緯とともに、PLASが活動するケニア・ウガンダの子どもたちが直面している課題について紹介しました。

PLASが活動しているのは、都市部から離れ、さまざまな支援が届きにくい「ラストワンマイル」と呼ばれる地域です。
貧困や家庭環境など複数の要因が重なり、学校に通い続けることが難しい子どもたちや、早期の妊娠・出産によって教育の機会を失う女の子たちがいます。

こうした課題に対してPLASが大切にしているのが、何かを一方的に「あげる支援」ではなく、現地の人々と課題解決の仕組みをともに「つくる支援」です。

当日は、親子支援、若者自身が性に関する正しい知識を地域に届けるピアエデュケーターの取り組みなどを、現地の写真や動画とともに紹介しました。

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ケニアのピアエデュケーターによる啓発活動の様子

「遠い国の話」から、自分たちにもつながる課題へ

講演中には、参加者のみなさまからたくさんのコメントや質問が寄せられました。

  • 「経済的支援だけでなく、親子関係や自己効力感への支援が重要だと知った」
  • 「親も子も、悩み、考えるということ自体は日本も同じだと思った」
  • 「現地の方と価値観の違いで衝突することはないのか」


アフリカの現状への驚きだけでなく、PLASの支援のあり方や、日本社会との共通点にも関心が広がっていきました。

参加後のアンケートでも、「単なる物資の支援だけでなく、自立支援を促しているのが非常に勉強になった」といった声をいただきました。

また、PLASの活動について継続して情報を得たい、自分の専門スキルを社会貢献に活かしたい、クラウドファンディングに参加したいなど、講演を聞いて終わるのではなく、次のアクションにつながる声も寄せられました。

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会場とオンラインをつないだハイブリット開催

社員のみなさまの「スキル」を社会課題解決へ――Skill Giving

今回の講演で特徴的だった取り組みのひとつが、「Skill Giving」です。

PLASが抱えている課題について、アクセンチュアのみなさまの知識やビジネスの視点を活かし、解決に向けたアイデアをいただきました。
一緒に考えていただいたのは、

  • 国際協力やアフリカにこれまで関心がなかった人にも、PLASの活動を届けるには?
  • 企業がPLASと協働するとしたら、どのような取り組みなら参加しやすい?
  • PLASならではの強みや魅力とは?


という3つの問いです。


◆身近なテーマや、一人ひとりの物語から伝える

広報については、「国際協力」「アフリカ」という大きなテーマだけでなく、子ども、教育、医療、家族など、日本に暮らす人にも接点のあるテーマから伝えるというアイデアが寄せられました。
また、支援を通じて変化した親子や子どもたちのストーリーを写真や動画とともに届けることや、スポーツや音楽、企業などとのコラボレーションを通じて、これまで国際協力に接点のなかった人へ届けていくという提案もいただきました。



◆企業とNGO、それぞれの強みを活かす

企業連携については、社員の専門性を活かしたプロボノやスキルベースボランティア、アイデアソン、社員向け勉強会など、参加者のみなさまからさまざまなアイデアが挙がりました。
なかでも印象的だったのは、社員自身が本業で培ったスキルを社会課題に活かし、そこから学びを得られる機会にすることで、企業とNGOの双方に価値のある連携ができるのではないかという視点です。
企業が持つビジネスやテクノロジー、マーケティングなどの知見と、NGOが現場で培ってきた知見。それぞれの強みを持ち寄ることで、寄付だけではない協働の可能性が見えてきました。


◆外から見えた、PLASの強み

「PLASならではの強み」として多く挙げていただいたのが、「あげる支援」ではなく「つくる支援」であることでした。
現地NGOや自助組織と協働し、PLASがいなくても地域で支援が続いていく状態を目指していること。そして、これまで蓄積した支援ノウハウを他地域や他団体にも展開しようとしていること。
私たち自身が大切にしてきたことを、外部のみなさまの視点から改めて「PLASの強み」として言葉にしていただけたことも、Skill Givingの大きな学びとなりました。

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ウガンダで性に関する教育支援事業に参加する子どもたちと

企業とNGOが、ともに学び合える関係へ

今回、私自身もたくさんの刺激と励ましをいただきました。

私は大学卒業後、民間企業で働いた後にPLASに入職しました。
企業からNGOへと活動の場を移し、アフリカのラストワンマイルで子どもたちが直面する課題に向き合うなかで、NGOだけでできることには限界があると感じています。

だからこそ今回、企業で働くみなさんと一緒に社会課題について考え、普段の仕事で培っている知識や経験からたくさんのアイデアをいただけたことを、とても嬉しく、心強く感じました。

PLASには、アフリカの現場で現地の人たちと試行錯誤してきた経験があります。一方、企業のみなさんには、それぞれの仕事で培ってきた専門性があります。
どちらかが一方的に何かを提供するのではなく、それぞれの強みや知見を持ち寄り、学び合うことで、社会課題の解決方法を一緒につくっていける。

今回の時間を通じて、そんな企業とNGOの協働の可能性を改めて感じました。
たくさんの率直な質問やアイデア、そして「応援しています」という言葉をいただけたことも、大きな励みになりました。

アクセンチュア株式会社のみなさま、貴重な機会を本当にありがとうございました。

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PLASでは、社員向け講演会やプロボノなど、企業のみなさまの強みを活かした連携に取り組んでいます。
社員が社会課題について考える機会をつくりたい、自社の専門性を社会課題の解決に活かしたいという企業のみなさま、ぜひPLASまでお問い合わせください。

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