こんにちは。ヌワビシ彩華と申します。
私は社会人インターンとして、PLASの広報コミュニケーションチームで約1年間活動させていただきました。以前は保育士をしていましたが、妊娠を機に退職し、今は2人の子どもを育てながら主婦をしています。
PLASのインターンに応募したきっかけは、2人目の子どもを妊娠した時に保育士の仕事を続けることが難しくなり、以前から関心のあった国際協力の仕事に飛び込んでみようと思い立ったことです。
「今の自分にもできる国際協力の仕事があれば」と在宅でできるインターンシップを探していたところ、「アフリカ」「子ども」という自分の興味にぴったり合うPLASに出会いました。
出産まであとわずかという時期にも関わらず、スタッフの皆さんが温かく迎えてくださり、出産後も活動を続けられたことを本当に感謝しています。
インターンの業務の中で、私は主にイベントの企画・準備・運営などに携わらせていただきました。

フェアウェルの様子
インターンを始めてすぐの頃、ご支援者様を迎えて開催する「Thanksイベント」の準備に関わらせていただいた際には、PLASの“Positive Living”の精神に触れることができました。
「PLASに関わる人たちが、もっと自分や周りを好きになって、前向きに生きられるように」という思いで企画を考えたり、お知らせページを作ったりしている姿を見て、本当に温かい団体だと感じました。
そして、その温かい思いは、ケニアとウガンダでの活動にも深く流れていることを知りました。PLASでは、親子支援事業を通して保護者が経済的に自立できるよう支援していますが、それだけではありません。
子どもと保護者それぞれに対して、現地で育成されたカウンセラーがカウンセリングも行っています。「ただ経済が安定すればいい」「学校に通えればいい」ということではなく、子どもが自分の将来に希望を持って学校に通えるように、そして親が子どもをより理解し、より良い親子関係を築いて子どもを応援できるように――PLAS は「人」を見て支援しているのだと感じました。
私はカウンセリングのことを聞いて初めて「アフリカのお母さんたちも子育てやさまざまなことに悩んでいるのだ」という当たり前のことに気づきました。

ウガンダのお母さん
私自身も子育てをする中で悩むことが多く、思い通りにいかない日もたくさんあるにもかかわらず…。そのとき、自分はアフリカの親子を「距離的にも心理的にも遠い、支援されるべき存在」として見ていたことに気づき、はっとしました。
立場や環境は異なっても、同じ親として子どもを思ったり悩んだりしていることを知ると、アフリカの親子が、自分と同じように日々を生きる「人」として見えるようになりました。
国際協力に携わる中で、支援をする側・受ける側という関係の前に、人と人として支え合うという視点を忘れないようにしようと思った出来事でした。
このようにPLASでのインターンを通して、国際協力に携わる自分のあり方を見つめなおしたり、本当に現地の人のためになる国際協力の形とはどんなものかを考えたり、業務の内容以外でもたくさんの気づきや学びがあった、濃い1年間でした。
インターン卒業後は、しばらく子どもたちと過ごす時間を大切にしたいと思います。
そして、いつかまた国際協力の現場で働ける日を楽しみに、今できることを積み重ねていきたいと思います。
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