こんにちは。インターンの原です。
いつもPLASにあたたかいご支援と応援をいただき、ありがとうございます。
PLASはケニアで現地パートナー団体ビアジェンコとともに、親子支援事業BLOOMプログラムを実施しています。
ケニアでは学校及びグループでのカウンセリングと農業研修が行われました。
小学6年生の全生徒を対象としたグループカウンセリングを、西ゲンべ地区の小学校で実施しました。
子どもたちは「MIA HESEBU」(スワヒリ語で「百」「計算」の意味で100ます計算を表すPLASの造語)という算数ゲームで遊ぶことを通して、努力が世界を変える力になることを学んでいます。
また、MIA HESEBUを振り返る時間は、子どもたちが自分の考えを整理し、学びを深めるための重要な機会となっています。
カウンセリング中に、前回の復習を行ったところ、一部の生徒は、MIA HESEBUを時間内に終わらせる方法をしっかり覚えていました。
カウンセラーは、小さな「できた」という成功体験を積み重ねることで達成感が得て、自信につなげられるよう、自宅でも練習を続けるように伝えました。

学校でのカウンセリングセッションの様子
エリザベスさんは東ゲンべ地区キサンバのグループメンバーであり、会長です。
彼女は長年、兄弟姉妹の生活費を稼ぐために苦労してきました。限られた土地で農業を営み、自給自足で生活をしていて、それだけでは家族のための食料を十分に得ることが難しい状況でした。
今回、BLOOMプログラムに参加が決まり、農業専門家やフィールドオフィサーから種子の配布を含む農業研修を受けることができました。

キサンバで行われた農業研修の様子
この配布は「ものをもらう」ことが目的ではなく、「自立して続けていく力を得る」きっかけとなるものです。
配布されたケール、カウピー、スパイダープラントといった作物は、家庭菜園などの小規模な土地でも栽培可能で、地域の気候に適応しやすいため、年間を通じて安定した食料供給源となります。さらに成長が早く、複数回の収穫が見込めるため、持続的な食料の供給を実現するのが特徴的です。
また、プログラムでは農業専門家から土壌管理や水の使い方など、基本的な農業技術の研修を受けることもできました。

実際の畑で土壌管理について学ぶ
エリザベスさんは「私は力を得たと感じています。この種子は私に未来への希望を与えてくれ、さらに多くの種子を育てたいという思いを生み出してくれました」と非常に喜び、3週間後には家族がほぼ毎日野菜を食べられるようになると期待しています。
また、彼女の持つ小さな庭が家族の食料確保だけでなく、収入を得る手段にもなることを信じています。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
引き続き、BLOOMプログラムの様子を見守っていただけますと幸いです。
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