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モリーちゃんの一歩が、みんなの一歩に

モリーちゃんの一歩が、みんなの一歩に
  • PLAS 中山絢

PLASでは2023年から、子ども・若者の望まない妊娠を防ぐSRHRプログラムを実施しています。

これまでの活動を経て、避妊具の正しい使い方や入手方法を知らない若者が多いという現状が分かり、同世代の子どもたちに正しい妊娠や避妊について伝えるピアエデュケーターによる学校や地域での啓発活動を強化しています。

このような啓発活動によって、避妊について「知ること」「話すこと」のタブーを少しずつ解いています。

そこで今回は、本プロジェクトにピアエデュケーターとして参加しているモリーちゃんをご紹介いたします。

モリーちゃんの物語

ホマベイ郡のある村に暮らす高校4年生のモリーちゃんは、いま多くの女の子たちの憧れです。彼女が注目された理由は、試合に勝ったわけでも、成績が一番だったからでもありません。

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モリーちゃんが活動している様子

彼女が行ったのは、「勇気を出して、誰もが話したがらないテーマに声をあげたこと」でした。

モリーちゃんは、プログラムを通して、避妊・妊娠・といった性と生殖に関する健康と権利について学び、多くの人が自分を守る方法やNOと言うこと、虐待を報告する方法さえ知らないことに気づきました。

その後、彼女は「他の女の子が自分の選択肢を知らずに学校を辞めるのを見たくない」と思い、仲間たちに自ら学んだことを伝えるため、放課後に小さな勉強会をスタート。

やがて噂は瞬く間に広まり、学校、教会、地域センターに招待されるようになりました。
モリーちゃんの活動を通して、多くの女の子が「自分の身体を大切にすること」「夢を諦めないこと」を知るきっかけとなりました。

また保護者からも「娘をモリーちゃんのセッションに参加させたい」という声が多く届くようになりました。

今、モリーちゃんは「医師になり、より大規模なアドボカシー活動を続けるための団体を立ち上げたい」と夢を語っています。

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セッションのイメージ

活動の中で、多くの女子生徒たちが「生理用品がなくて学校を休まざるを得ない」という現実も分かってきました。欠席は学業の遅れや中退のリスクにつながる深刻な問題です。

現在、PLASではこうした声を受けて、今後のに生理用品の提供を含めることを慎重に検討しています。

ここまで読んでくださりありがとうございます。
引き続き、SRHRプログラムの様子を見守っていただけますと幸いです。

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