こんにちは!PLASインターンの柿谷です。
私たちは、ケニアのホマベイ郡で「子ども・若者の望まない妊娠を防ぐ」ために、SRHRプログラムを実施しています。8月にピアエデュケーターたちへの研修、そしてピアエデュケーターたちから地域の若者に啓発を行うユースアクティビティが行われました。
8月はもうすぐ雨期が始まる時期。家庭では農作物の収穫が急いで行われているため、ピアエデュケーターたちも例外ではなく、両親の手伝いをする時間の合間を縫って研修が実施されました。
午前中は、現地パートナー団体のビアジェンコスタッフとともに、性感染症についての振り返りから始めました。ピアエデュケーターたちは以前の研修で性感染症について学んでいたため、具体例を挙げてみてと質問したところ、10個近くの病名を次々と答えることができました。
研修の様子
次に、お題に沿って、壁に貼られた「STOP UNSAFE(危険)」、「LOW RISK PROCEED WITH CAUTION(リスクがあるので、慎重に)」、「SAFE GO AHEAD(安全)」という3つのポスターに基づいて回答するクイズを行いました。クイズでは「コンドームをしていればセックスしても良いのか」といった妊娠や出産に関する問いを取り上げ、ピアエデュケーターたちは、選択によって人生がプラスにもマイナスにも変わることを実感しました。
この日の最後には、これまで学んだことを活かして、「ピア・エデュケーターとして、友人や家族、地域の人々にどんな知識を伝えていきたいか」をアクションプランに落とし込む作業を行いました。アクションプランとは、具体的な目標を設定し、それを達成するための具体的な行動を計画するものです。参加者たちは自分たちの役割に基づき、実際にどのように情報を伝えるかを考え、行動計画を立てました。
ピアエデュケーターたちが書き込んだアクションプラン
後日、ヘルスセンターで、ピアエデュケーターが地域に住む13歳から18歳の子ども・若者を対象にユースアクティビティを実施しました。
8人のピアエデュケーターは、地域のヘルスボランティアと協力し、21人の参加者に向けてセッションを行いました。先日立てたアクションプランをもとに、避妊やHIVウイルスに関する知識を伝えました。
ピアエデュケーターの子どもたち
8月の研修とユースアクティビティに参加していたリリアンに感想を聞いてみると、
「このプログラムで得た知識と身につけたスキルのおかげで、より良い未来のために自分の夢に集中するだけでなく、仲間をマネジメントすることにも大いに役立った。ユースアクティビティでは、参加した青少年たちに正しい選択をすることや性行為を行う人々にはコンドームを正しく一貫して使用する重要性を伝えることができた。」
と話していました。
これからも子どもたちが体と未来を決めていくことが出来るように、ビアジェンコとともにプログラムを実施していきます。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
引き続き、SRHRプログラムの様子を見守っていただけますと幸いです。
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