PLASは子どもたちの望まない妊娠を防ぐために、ケニアのホマベイ郡でSRHRプログラムを行っています。
このプログラムでは、20人の子どもたちをピアエデュケーターとして育成し、地域の子ども・大人たちに正しい性の知識と自己決定について伝え、18歳以下の妊娠を減らすことを目指しています。
3月には、ジェンダーに基づく暴力のリスクや避妊具の使用について子どもたちと話し合うスクールセッションが実施され、20名以上の子どもたちが参加しました。
スクールセッションに参加した子どもたちの中には、ピアエデュケーターの研修に参加できないかと相談しに来てくれる子もいたことから、ピアエデュケーターたちがロールモデルとして活躍し、SRHRプログラムが地域で受け入れられている様子が伺えます。
スクールセッションの様子
ピアエデュケーターとして活動しているジャエルちゃんは、人を助けられるリーダーになりたいという目標を叶えるためにプログラムに参加をしてくれました。
ジャエルちゃんは17歳の女の子で、6人家族の2人目の子どもとして生まれました。彼女が5歳の時にお父さんを亡くし、その後はお母さんがジャエルちゃんと兄弟をひとりで育ててきました。
ジャエルちゃん(写真右から2番目)とプログラムの参加者、その保護者
研修の場で、ジャエルちゃんは実際に直面したひとり親家庭の苦悩を共有してくれました。
研修の様子はこちらをご覧ください。
研修でロールプレイをするピアエデュケーターたち(中央左がジャエルちゃん)
彼女の友達の多くは、学用品や洋服など高価なものを使用していました。
しかし、彼女の家庭は母子家庭のため高い洋服を買えるほど生活に余裕はありません。
それを見た同級生たちは、恋人に良い洋服を買ってもらえばいいとアドバイスをしました。
そのように周りから与えられる同調圧力に対して、ジャエルちゃんは屈しそうになりながらも、それに耐えようと必死に努力してきました。
彼女はこのプロジェクトを通して得た同調圧力に打ち勝つための知識とスキルに感謝しているそうです。
そして学んだことが、より良い未来のために自分の夢に集中するだけでなく、同級生とよりよい関係を築くためにも大いに役立つと信じているからです。
ジャエルちゃんを含め、ピアエデュケーターは研修を通して学んだことを、さらに地域の子どもたちに伝えていく小さな先生として活動していきます。