こんにちは!現地インターンの戸谷です。
今回の現地レポートは、養鶏での経済的自立支援とカウンセリング支援の2本柱で行われている、HOPEプログラムについて。
先週に引き続き、モニタリングで出会ったビートリスさんの養鶏の様子をお届けします!
ビートリスは合計16羽の鶏を販売することができました。販売で得た収入は約10,000KSH。
餌や鶏の抗生物質、餌入れ/水入れ、おが屑などを購入しており、利益はもう少し少額です。
「得た収入を何に使ったの?」と聞くと、
「学費に使ったよ!」「子どもに新しい靴も買ってあげられた!」
と教えてくれました。
「貯金はした?」と聞くと
「1,000KSH貯金した。次の養鶏でまた色々必要でしょ?」
「いつ次の養鶏は始まるの?早くまたやりたいな!」
ととても前向きな姿勢を見せてくれました。
ビートリスと鶏
HOPEプログラムは3つのフェーズに分かれています。
第1フェーズでは餌やワクチンなどをプログラムが負担し、対象者は養鶏で収入を得ます。
第2フェーズでは自立に向け、プログラムと対象者双方が必要物品をお互い負担して養鶏を実施し、収入を得ます。
第3フェーズでは、自立と持続性を考慮し、対象者が自分たちで必要物品を購入し、自力で養鶏を実施して収入が得られるようにサポートします。
ビートリスはちょうどフェーズ1を終えたばかり。
しかしフェーズ2に向けて「自立して頑張るんだ!」と今からやる気十分!
PLASが目指す「前向き」な姿勢を持ち、今か今かと次のステップを待っています。
何故彼女はこれほど養鶏を頑張るのか。
「プログラムの前は何してたの?」とビートリスに聞いてみました。
すると彼女はこういいます。
「農業を少しと、薪とロープを売ってた。農業の収穫とかに合わせて学費を払ってた。」
彼女は農業での収穫による野菜販売と、薪とロープの販売で生活していました。
そんな彼女にとってHOPEプログラムは希望の光。
まとまった資金がない環境での新しいビジネスチャンスはとっても貴重なのです。
このチャンスを絶対に活かすんだ!自分で養鶏をやれるようになるんだ!と前向きに生きる彼女の姿勢は、
まさにPLASの目指すPOSITIVE LIVING。心から応援せずにはいられませんでした。