こんにちは!現地インターンの戸谷です。
今回の現地レポートは、養鶏での経済的自立支援と相談・カウンセリング支援の2本柱で行われている、HOPEプログラムについて。モニタリングで出会ったビートリスさんの養鶏の様子をお届けします!
ビートリスさんはHOPEプログラムで支援を受けており3人の子どもを育てています。
養鶏の研修を受け、2023年1月に雛を40羽配布しました。
約4か月が経ち、養鶏の様子を見に訪問しました。
ビートリスの鶏舎へお邪魔すると、それはそれは立派な鶏がお出迎え!
VIGENCOのスタッフも立派な鶏にびっくり!
「こんなに大きい鶏を育てたなんてすごいね!」
「2.5kg以上あるよ!」と感嘆の声をあげます。
ビートリスの鶏舎で育った鶏たち
息子のマンデラ君が出てきました。マンデラ君は22歳です。
現在仕事はしていないそうですが、将来はメカニックやプランバー(水道屋さん)になりたいと思っています。
「ビートリスはいる?」と聞くと、なんとウガンダにいるビートリスの家族が大変なようで、
現在ウガンダの家族の元にいるようです。
ビアジェンコスタッフと鶏のことについて話すマンデラ君(左)
「大変だね!今鶏の世話は誰がしているの?」と聞くと、「マンデラ君中心に鶏の世話をしているよ!」と教えてくれました。
ケニアに来て感じたことですが、ケニアの家族・コミュニティの絆はとっても深く大切にされています。
大変な時こそ協力し合って。家族の思いやりの気持ちが感じられました。
その思いやりと努力の成果から鶏はすくすく立派に育ったのではないでしょうか。
数日してビートリスがウガンダより帰ってきました。
鶏のバイヤーがビートリスの鶏を是非購入したい!とのことで、6羽の鶏を連れてビートリスが待合場所にやってきました。
鶏を見定めるバイヤーとビートリス(右)
鶏の大きさは十分。
いくらで売れるかな…?とドキドキして待っていると、
6羽中3羽が700KSH、1羽が650KSH、2羽が600KSHで売れることになりました!
3羽が700KSHで売れることにビートリスもビアジェンコスタッフもびっくり!
なぜなら、鶏の相場は1羽600KSHくらいだからです。
大切に育てた鶏を送り出したこの日は、彼女にとって特別な日になったのではないでしょうか。
※KSH=ケニアシリング 1KSH =約1円
来週は、次のステップに向けて今からやる気十分なビートリスのお話をもう1話ご紹介します。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
引き続き、HOPEプログラムの様子を見守っていただけますと幸いです。
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