前回の現地レポートでは、ケニアのホマベイ郡にて実施しているHOPEプログラムの自立に向けた3ステップについてお伝えしました。
今回は、HOPEプログラムの相談・カウンセリングや現地の声をお伝えします!
HOPEプログラムは養鶏での経済的自立支援と相談・カウンセリング支援の2本柱で行われています。
今回クローズアップするのは、相談・カウンセリング支援の取り組みです!
現地では第6回目のカウンセリングが終了しています。
これまで行われた子どもに対するカウンセリングの内容や目的は以下の通りです。
カウンセリングの合間に開催するのが、キャリアトークや中等・高等教育の説明会。
キャリアトークでは子どもたちが様々な職業人から話を聞き、働くことへのイメージや理解を深めます。また、進学への意欲を高めた保護者が具体的に子どもの教育の選択肢を知り、検討できる機会になっています。
子どもたちのキャリア理解を目的に実施されました。
当日は、その地域で育った職業人5人がスピーカーとして招かれました。
看護師・エンジニア・警察官・教師そしてサロンビジネスに携わる5人でした。スピーカーのみなさんは自身の職業について、そして生い立ちやキャリアステップについてお話してくださいました。
カウンセリングに参加した保護者のみなさんに感想をいただいたので二人の方をご紹介します。
ヘレンさんは、村で買った牛乳を町で売り生計を立て、4人の子ども、3人の孫を育てています。彼女自身は、小学校までの教育を受けました。説明会で初めて、職業訓練校の存在を知りました。
それがきっかけで、娘さんは今サロンビジネスの職業訓練校に通っています。
ヘレンさんは、カウンセリングを通じて「教育の重要性を理解することができた」と話しています。
カレンさんには、2人の子ども、4人の孫がいます。彼女は、土壁をつくることを仕事としています。
彼女は、「カウンセリング以前は、家の仕事をやらない子どもをがみがみ叱っていたが、コミュニケーションの取り方を学んだことで、子どもの気持ちに配慮し、子どもの声に耳を傾けられるようになった。また子どももオープンになり、子どものことをよく知れるようになった。」と話しています。
カウンセリングの変化は一見、目に見えてわかりやすいのもではありません。しかし、こうしてヘレンさんやカレンさんのように、家族の関係性や教育に対する姿勢など、大切な変化を積み重ね、育んでいるのです。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
引き続き、HOPEプログラムの様子を見守っていただけますと幸いです。
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