プライバシーポリシー

子どもと若者のセーフガーディングポリシー

  • SRHRプログラム
  • 性に関する教育事業

性や身体のことを、安心して話せる仲間とともに――SRHRプログラム2期が始まりました

性や身体のことを、安心して話せる仲間とともに――SRHRプログラム2期が始まりました
  • パートナー団体ビアジェンコ ダン

私たちが若者や保護者と性や身体について話すとき、知識を伝える前に、まず耳を傾けたいことがあります。それは、一人ひとりがどのような疑問や不安を持っているかということです。

活動の中では、性について学ぶことを主に女子のためのものと考える男子や、子どもに性の知識を伝えることで、早い時期の性行動につながるのではないかと心配する保護者の姿がありました。

自分には関係がないと感じていたり、子どもにどう話せばよいか分からなかったりする。その戸惑いも受け止めながら、自分や身近な人の身体を大切にするために、何を学び、どのように話し合えるかを一緒に考えていきたいと思っています。

2026年1月、私たちビアジェンコとPLASは、ケニア・ホマベイ郡でSRHRプログラムの2期を開始しました。SRHRとは、性と生殖に関する健康と権利のこと。若者が自分の身体について知り、望まない妊娠やHIV/エイズ・性感染症を防ぎながら、自分の意思で将来を選べるようになることを目指しています。

先輩たちの経験を、次の若者へ

1期では、性や身体について学んだ若者たちが、学校や地域の仲間に伝える活動を継続してきました。2期では、その経験を次の若者へ引き継ぎ、学びの機会をさらに広げていきます。

活動の中心となるのが「ピアエデュケーター」です。研修で知識や伝え方を学び、同世代の仲間に伝える若者たちです。2期では毎年新たなメンバーを育て、これまで活動してきた先輩たちが、新しいメンバーを支えていく予定です。

初めて仲間の前に立つときには、緊張することもあると思います。同じように学び、活動してきた先輩たちの経験を、新しいメンバーの支えにしていきたいと考えています。

20261021A04.jpg

7月に実施した学習会ではピアエデュケーターが中心に進められました

先生への働きかけも対象を広げ、8校の先生が研修に参加する計画です。若者が仲間に伝え、先生がその活動を見守り、相談を受け止める。学校の中に、安心して学び、話せる関係を増やしていきます。

新しい20名と、その家族とともに

1月には私たちのスタッフが4校を訪問し、先生と協力しながら、20名のピアエデュケーターを選びました。参加への意欲に加え、現在の知識や家庭の状況などを確認しました。2月には研修前の調査を行い、これから何を学ぶ必要があるのかを把握しました。

活動を始めるためには、家族の理解も欠かせません。2月のオリエンテーションには、ピアエデュケーターと保護者が参加しました。

20261021A01.jpg

オリエンテーションに参加する保護者とピアエデュケーターたち

保護者からは、学費や家庭への支援を期待する声や、子どもが仲間に知識を伝えることで、本人にはどのような学びがあるのかという質問がありました。

私たちは、プログラムの目的や支援内容を説明するとともに、自分の意思を伝える力、人の話を聴く力、人前で話す自信など、参加を通じて育んでいきたい力について伝えました。

保護者が、子どもの参加に何を期待し、どのようなことを気にかけているのか。その声を聞くことも、私たちにとって大切な時間です。若者自身が学ぶ意味を感じられ、家族もその歩みを応援できるよう、丁寧に話し合っていきます。

学習会で聞こえてきた、毎日の困りごと

3月には、学校で男女40名の生徒を対象に、思春期の健康や衛生、HIV/エイズ、避妊などについて学習会を行いました。この時点では、まだ研修を受けていないピアエデュケーターもいたため、私たちのカウンセラーが進行しました。

20261021A02.jpg

学習会の様子

生徒たちは、自分たちの日常と結びつけながら、質問や意見を出しました。その中で、多くの女子生徒から、生理用ナプキンを求める声がありました。

月経について学んでも、必要な生理用品が手元にあるとは限りません。生徒たちが毎日の生活で何に困っているのか、話を聴く中で見えてくることがあります。

現在のプログラムでは、生理用品を提供できていません。その声にすぐ応えられない状況もありますが、寄せられた要望を、今後の支援を考えるうえで大切にしていきたいと思っています。

学習会は、生徒たちが知識を得る場であるとともに、私たちが生徒たちの暮らしを知る場でもあります。何を知りたいのか、何が不安なのか。これからも、質問や困りごとを話せる時間を重ねていきます。

学んだ先にも、頼れる人や場所があるように

性や身体について学んだ若者が、必要なときに相談や医療につながることも大切です。3月には地域の6つの保健施設に避妊具・避妊薬を届け、若者が無料で受け取れるよう働きかけました。施設の責任者とも、若者が利用しやすいサービスについて話し合っています。

20261021A05.jpg

連携する医療施設での打ち合わせ

2期では、こうした連携を続けながら、将来は外部からの支援だけに頼らず、地域で必要な避妊具を確保できるよう、行政や医療機関と調整していくことも目指しています。

学校で学び、仲間と話し、家庭でも相談できる。そして、必要なときには医療機関を頼れる。若者が一人で悩みを抱え込まないよう、周囲の人たちと一緒に支えていきたいと考えています。

新しく参加した20名は、これから学び、仲間に伝える経験を重ねていきます。一人ひとりが何を感じ、どのようなことに挑戦していくのか。私たちも、その声を聴きながら、ともに歩んでいきます。

ここまで読んでくださりありがとうございます。
引き続き、SRHRプログラムの様子を見守っていただけますと幸いです。

-----
あなたができる方法でアフリカの子どもたちが前向きに生きられる未来をともにつくりませんか?

今回のみの寄付はこちらから
PLASサポーターの登録はこちらから
イベントに参加はこちらから

PLASサポーター
参加募集中

Support

アフリカの子どもたちが
前向きに生きられる未来
をつくりませんか?