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NGOでのインターンだからこそ得られたもの~プロジェクトの向こう側の一人一人~

NGOでのインターンだからこそ得られたもの~プロジェクトの向こう側の一人一人~
  • PLAS 永田理華

こんにちは。永田理華と申します。

私は2025年9月から1年間、PLASの海外事業部にて、インターンとして携わらせていただきました。

職員の皆さんやインターン仲間との温かい関係の中で、楽しく充実したインターン期間を過ごすことができました。

これまで私は、中高時代の模擬国連活動や、政府機関でのインターン経験、国連のユース団体での活動経験など、政府・国連といったマクロなアクターやその活動について触れる機会は多くありました。

しかし、NGOなどミクロな視点から活動するアクターについてはこれまで触れる機会がほとんどなく、どのような活動を展開しているのか、実際に組織の一員として学んでみたいと考え、NGOでのインターンに興味を持ちました。

そんな中で、物や支援を一方的に「あげる」のではなく、現地の人々とともに「つくる」支援をしているPLASの活動を知り、この活動に共感し、強く関心を持ちました。

また、大学での専門分野である農業の知識を活かしつつ、一方でSRHRに関する分野などこれまで自分が詳しく学んでいなかった分野についても学べる点も魅力的に感じ、PLASでのインターンに応募しました。

インターン中には、実に多岐にわたる業務を担当し、得難い経験をすることができました。

例えば、調査結果を分析し、スライドにまとめ、現地やPLAS内に共有する業務は、毎回とても大変な作業ではありましたが、プロジェクトを通じて確実に変化が現れていることを実感でき、また現地の方が私達インターンからの結果共有に真剣に耳を傾け、今後について考えて下さる様子は、毎度とても達成感のあるものでした。

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SRHR2オリエンテーションの様子

また、プロジェクトで使用する教科書にあたるマニュアルを作成する業務では、毎回多くの新しい知識を得られたと同時に、参考文献に掲載されている方法をそのまま実践するのではなく、現地にあり入手しやすいもので展開できるよう限られた道具で代替案を考える経験もできました。

PLASのインターンを通じて得られたものや印象に残っていることは沢山ありますが、ここでは特に、NGOというアクターに実際に入ったからこそだと感じるものを2つ挙げたいと思います。

まずは、出張報告書の整理の業務をしながら出張報告書を読んでいた時のことです。
PLASの職員さんが現地の方から「ものを貰えるのかと思った」と声をかけられたという記述がありました。どうやら、前に来た海外の団体は物を沢山くれたとのことです。

傍観者として傍から見ていると、「物をあげるのは短期的支援になってしまって(勿論このような支援もとても大事ですが)持続可能ではない!」と言いやすいようにも思いますし、かつての私はそうだったように思います。

もちろんこれは決して間違っていないと思います。

しかしPLASが対象としている地域は、「ラストワンマイル」と呼ばれる支援の行き届きづらい農村部で、息の長い取り組みをするにはかなりの困難が予想される地域ばかりです。

そのような状況の中でも、PLASは「ものをあげる」のではなく、プログラム参加者一人一人に向き合い、話を聞き、子どもの自己肯定感を高めながら夢を一緒に見つけ、それを親がサポートできるよう支援し、生計が立てられるよう農業・養鶏の支援を行っていくなど、現地の方が息の長い取り組みに一生懸命取り組むモチベーションを引き出しながら「ともに作って」進んでいくものでした。

特に自己肯定感や、子どもの教育や貯蓄に対する意識など、簡単には変化しにくいような意識の面でも大きな変化が見られている点は、大変印象に残っています。

こうしたPLASのプロジェクトの進行とその確実な成果を、インターンとして横でサポートしながら得られた学びや経験は、NGOならではの学びだったと感じています。

もう一つ、PLASのインターンを通して印象に残っているのは、現地との距離の近さです。

インターン中には、現地の方との会議や分析結果を共有する場に参加して、現地の人とオンライン上ではありましたが、直接会話を交わすことができたり、現地パートナーが毎月作成するマンスリーレポートなどからは、現地の方からの嬉しい生の声を多く目にできました。

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オリエンテーションに参加した子どもたち

これらを通じて、当たり前のことではありますが、自分たちの活動には、一人一人全く別の個性や夢を持っている相手がいることを、肌で実感したと同時に、成果が現れていることを伝えた時の現地の方の笑顔は強く印象に残っています。

また、現地の人にPLASのプロジェクトの良い所を聞いたところ、その一つに、「親子の関係を重視して、改善してくれること」を挙げていました。貧困の負の連鎖を解決するには重要なポイントだと思うとのことでした。

こうした一人一人の「人と人の関係」に着目したプロジェクトができるのは、現地の一人一人との距離が近いNGOならではだな、と強く感じたと同時に、その重要性に改めて気付かされた経験でした。

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私が作成に携わった写真同意書に記入している皆さんの様子

国際協力の分野では、多様なアクターと協働することが多い故に、組織体制や考え方などアクター間の様々な違いによって、プロジェクト本体の課題ではないコミュニケーション関連の課題に直面する場面も多くあるように思います。

実際にPLASでも出張報告書からはそうした場面も垣間見えました。

しかし、どのような時でも、例え政府や国連のようなマクロなアクターの立場にいたとしても、最も大切にしなければならないものは、現地にいるプロジェクト参加者、そしてその立場に立って考えることであり、その参加者は一人一人違った個性や夢を持ってそれぞれの人生を生きていることを、考えれば当たり前のことに見えますが、このインターンの経験は私の胸に強く刻んでくれました。

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写真同意書を確認するビアジェンコスタッフのパメラさん

私は将来も引き続き、国際協力の分野で活動したいと思っています。

国際協力関連の活動をしていると、一つの出会いが次の良い出会いに繋がったり、思わぬ所で再びめぐり合ったりすることが、多くあるように感じます。実際にPLASインターンをしている期間も、PLASと全く関係ない場所でインターン仲間と偶然出会ったり、実はPLAS関係者の方のお知り合いだったということも度々ありました。

これからも、PLASでの出会いを大切にしながら、PLASでの学びと経験を糧に、様々な挑戦を重ねてまいりたいと思います。

最後になりましたが、1年間温かく見守り支えて下さったPLAS職員の皆さん、インターン仲間の皆さんに、心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。

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