BLOOMプログラムは、農業による経済的自立とグループへの相談・カウンセリング支援を通して、子どもたちが教育を受けられ、子どもと保護者が前向きな将来を計画できるようになることを目指しています。
今回は新技術を活用した農業(スマート農業)研修の様子をお届けします。
スマート農業の情報へのアクセスが限られている小規模農家にとって、新しい農業技術の研修は非常に重要です。4月には、農業専門家を招き、CBO(地域住民によって運営される市民団体)に対して新しい携帯型土壌検査キットについて研修を行いました。
研修では、専門家がキットの使い方や良い点を説明し、実際に畑で実演も行いました。このキットは畑でそのまま土を調べることができ、土に含まれる主な栄養素やpHを、短い時間で低コストに知ることができます。
これによって、土壌の状態に応じた適切な施肥管理を行うことができます。長期的には化学肥料の過剰使用を防ぎ、環境にやさしい農業にもつながります。

農業の様子
また、自分の畑事情を理解し、管理できるようになることは、プログラム参加者の自信を高め自立にもつながります。
二ャテンバ村のおよそ30人くらいの小規模グループは、長い間、作物の収量が減っていることに悩まされてきました。これまでは、土の状態を把握しないままに肥料を使っていたため、費用がかさみ、利益が減っていたのです。
しかし今回の研修を通じて、土壌検査の結果をもとに肥料を考える方法について理解を深めたことで、これからの農業について前向きな気持ちを持てるようになりました。
グループの代表者も「これまでは勘に頼っていただけでした。今では事実に基づいて判断ができます。私たちの目を開いてくれた農業専門家に感謝します。」と話してくれました。
このような嬉しい声が聞かれた一方で、新たな課題も見つかりました。
今回の研修では、参加者の農業に対する関心や実際に取り組もうとする意欲の高さが確認できました。しかし参加率が低かったことや、時間の制約、研修中に集中力を保つことが難しいということも明らかになりました。
