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現地からの近況報告!HOPE2の様子を見てみよう!

現地からの近況報告!HOPE2の様子を見てみよう!
  • PLAS 原梨桜

いつもPLASにあたたかいご支援と応援をありがとうございます。インターンの原です。

養鶏による経済的自立と相談・カウンセリング支援を行うHOPEプログラム2期を実施しているケニア・ホマベイ郡から近況報告がありました。

プログラム参加者や鶏たちはどんな様子なのか、その一部を一緒に見てみましょう!

鶏の飼育にチャレンジ!

各保護者には「改良型キエンイェジ鶏」40羽が支給され、飼育を開始しました。改良型キエンイェジ鶏は、一般的な地鶏ではなく、耐久性に優れ、成長が早く、生産性の高い品種です。

これらを飼育・販売することで、収入の増加と食料の安定確保が期待されます。

プログラム参加者の中には、鶏を病気により10羽を失った方が2名いました。しかし、それ以外の多くの鶏は順調に育ち、なんと96%が販売ができる大きさまで成長しました。

これは、プログラム参加者たちの高い意識と適切なトレーニングの成果がはっきりと表れています。

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外からみた鶏舎の様子

鶏の飼育に成功した後、次の課題は販売です。

多くのプログラム参加者は、自宅で近所の人に売ったり、葬儀などの地域イベントに提供したりと、これまで通りの販売方法に頼っていました。しかし、これでは十分な販売拡大に繋がらず、販売側の課題になっていました。

また、買い手側の村人は改良型キエンイェジに対して否定的な印象を持つ人も多く、「値段が高すぎる」「昔ながらの地鶏のほうが美味しい」といった声が上がり、購入に消極的な反応を見せていました。

そんな中、フローレンスさんとミリセントさんのおふたりは、オンライン販売に目を向け、FacebookやWhatsAppなどのSNSを活用して、魅力的な写真を掲載し、価格の表示、便利な配送オプションを添えて鶏を宣伝しました。

彼女たちは都市部の住民やレストラン、健康志向の消費者など、品質を重視し高い価格を支払う意欲のある新しい市場をターゲットにしたのです。

販売期間が終わる頃には、この2人は他のプログラム参加者に比べてはるかに高い収益を上げていました。オンラインの購入者は価格に納得したうえで、安定した供給と品質を高く評価してくれて、リピート注文もありました。

この経験を通して、他のプログラム参加者たちは、「良い商品」を持っているだけでは不十分であり、「市場を理解し、それに適応すること」が成果を左右することを学びました。

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HOPE2プログラム参加者の鶏小屋

HOPE2を実施する中で、いくつかの課題も浮かび上がってきました。

6月に活動を行う中で現地パートナー団体のビアジェンコが見つけた課題の一つに、近隣地域でのひな鳥の供給業者が限られていたことがありました。

活動地のホマベイから遠方の業者からひな鳥を調達せざるを得なかったため輸送面での問題が生じ、特にひな鳥の輸送に充てられる予算がなかったことから業者は配送を積極的に行おうとしませんでした。

今回は、配送の遅延を防ぎ、迅速な配布を実現するため、今後は事業地の近隣地域でひな鳥が調達できるような体制を整えていきたいと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございます。
引き続き、HOPEプログラムの様子を見守っていただけますと幸いです。

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