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苦手との向き合い方が変わった!発達と自己理解を深めるカウンセリング

苦手との向き合い方が変わった!発達と自己理解を深めるカウンセリング
  • PLAS 石田彩華

今年の2月、BLOOMプログラムでは地域の保護者と子どもたちを対象に、子どもの発達段階と自己理解をテーマにしたカウンセリングを行いました。

子どもの発達を理解することは、保護者にとってもとても大切なことです。子どもの発達に合わせたサポートを行うことで、子どもたちが安心して健やかに育つ手助けになります。

今回は、その取り組みの様子やそこで見えてきた子どもたちと保護者の変化についてご紹介します。

少しずつ見えてきた「夢」と「目標」

現地パートナー団体のヒラリーを中心に、CBO(地域住民によって運営される市民団体)のメンバーと子どもたちに対し実施しました。そのなかで、一部の保護者が十分な育児スキルを持っておらず、子どもを適切に理解できていないことが明らかになりました。

しかし、カウンセリングを通じて、保護者は子どもの発達段階について多くを学び、どのようなサポートが必要かを理解するようになりました。多くの方が、「新しい学びがあった」と語り、得た知識を今後も活かしていきたいと前向きな姿勢が見られました。

また、子どもたちにも自己の強みと弱みを理解するカウンセリングを実施し、自分が得意なことと難しいと感じることをリストアップしました。

その参加者の1人にベティさんがいます。

彼女は数学とスワヒリ語に苦手意識を持ち、たびたび挫折を感じていました。その影響で、成績の伸び悩みや友人関係でも自信をなくし、クラスメートについていけないことが恥ずかしく感じていました。

一方で、ベティさんは自宅で模型を作ったり、パズルを解いたりすることが好きだと感じていました。

カウンセリングの過程で、ベティさんもリストを作成し「数学やスワヒリ語が苦手なのは、頭が悪いからではなく、学び方が自分に合っていなかっただけだ」と気づきました。

また、問題を小さなステップに分けたり、視覚的なサポートを取り入れることで、より学びやすくなるということにも気づきました。

カウンセリングの終わりには、自分の強みと弱みをはっきりと理解できたことで、ベティさんの表情には喜びと自信があふれていました。「視野を広げてくれて、新しい知識を私たちに与えてくれたビアジェンコのカウンセラーの皆さんに感謝します。」とベティさんはクラスを代表して述べました。

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別日の研修の様子

他の子どもたちからも「自分のロールモデルは○○さん。あの人のようになりたい!」と自分の目標について語る声が多く聞かれました。

最初は漠然とした夢や将来の目標についても、カウンセリングを通じて少しずつ言葉にできるようになっています。

ここまで読んでくださりありがとうございます。
引き続き、BLOOMプログラムの様子を見守っていただけますと幸いです。

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