PLASが手掛けるプログラムの1つであるFLOWER(経済的自立と相談・カウンセリング支援)。
このプログラムはJICA草の根協力事業として行なっており、子どもと保護者の未来をつくるためのカウンセリングと、農業支援による経済的自立を行なっています。
今回は、プログラムの中間地点で行われたFLOWER中間調査について、子どものキャリアに対する姿勢の変化について報告します!
この中間調査はプログラムを始める前と現在で、どんな変化が起きているのか、もしくは変化が起きていないのかを見ていくことで、今後の事業の改善をしていくためのものです。
現地が今どういう状況なのか、早速見ていきましょう!
FLOWERプログラムでは子どもたちが将来のキャリア形成を自発的に行っていけるよう、キャリアカウンセリングを行っています。
キャリアカウンセリングでは、将来、どのような人になりたいのか、そして自分にどのような職業の選択肢があるのか、その職業に就くにはどうしたらいいのかなど、具体的な職業に関する情報を含めて取り扱っています。
表1はそれぞれ「将来就きたい職業に就くにはどうしたらいいのか分からない」という質問に対するベースラインと中間調査の子どもたちの回答です。
ベースライン調査では「そう思う・とてもそう思う」と回答した子どもは約80%でした。一方、中間調査では「全くそう思わない・あまりそう思わない」の回答が約74%、「そう思う・非常にそう思う」の回答が約12%と非常に改善していることが分かります。
また、「自分がなりたい職業に就く準備を進めている」という質問に対してはベースライン調査の約92%が「全くそう思わない・あまりそう思わない・どちらとも言えない」と回答しました。それに対して、中間調査では約79%の回答者が「とてもそう思う・少しそう思う」と回答しました。
このように子どもたちは、PLASが行うキャリア支援を通じて自分のキャリアビジョンを考え、それに向かって行動を起こしつつあることが分かります。