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PLAS代表・門田が中曽根康弘賞「優秀賞」を受賞しました!

PLAS代表・門田が中曽根康弘賞「優秀賞」を受賞しました!

認定NPO法人PLASの代表理事の門田瑠衣子が、この度第21回中曽根康弘賞「優秀賞」を受賞いたしました。

本賞は、公益財団法人中曽根康弘世界平和研究所により「政治、経済、文化、科学技術等多様な分野において国際的に見るべき業績をあげている若い世代に対して表彰を行い、その努力をたたえるとともに、新たな活動を奨励することにより、真に平和で豊かな国際社会の実現に資すること」を目的に創設されたものです。

今回の受賞にあたっては、次のような点が評価されました。

門田は、学生時代からアフリカ支援活動に取り組み、アフリカで貧困やHIV/エイズの影響を受ける家庭の子どもたちの支援を行ってきた。大学院時代から約20年以上にわたりNGOを運営しており、堅実な運営を行いながらも、現地NGOとの協動を通じて地域に根差した支援体制づくりにも取り組むとともに、クラウドファンディングやチャリティオークションなど新しい試みを通じて支援のあり方を切り拓き、若い女性支援者とともに活動を広げていることは極めて高く評価できるものとして選考委員会から評価されました。

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受賞記念スピーチでの門田

受賞にあたり、門田は「これは私ではなく、これまでPLASを支えてくださったすべての皆さまに贈られた賞だと感じています」と語っています。

寄付をしてくださった方や、ボランティアの方、スタッフ、そして現地で活動する仲間たち、
PLASの20年間の歩みは、多くの方々の力によってつくられてきました。

また、PLASの活動を通して未来を切り拓いたアフリカの子どもたちやその家族にも贈られた賞だと受け止めています。

PLASの原点は、門田が24歳の大学院生だった頃に訪れたケニアの孤児院にあります。

エイズで親を失い、差別や偏見といった困難な状況に直面する子どもたちに出会い、帰国して、門田と同じように「何とかしたい」という思いをもった仲間たちと出会ったことがPLAS創設のきっかけとなりました。

最初にウガンダのスラムで小学校建設を始めた頃、「この地域には学校はいらない」「エイズ孤児はどうせ死ぬんだから」という反対や脅しの声もあり、厳しい状況の中での出発でした。しかし対話を続けることで地域の大人たちが変化し、最後には現地の大工さんたちが無償で建設に参加するほど協力的な活動へと発展していきました。

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当時の活動の様子

活動の中で出会った8歳のデリックくんは、両親をエイズで亡くし、学校にも通えず孤独な毎日を送っていました。PLASの支援で学ぶ機会を得た彼は、徐々に笑顔を取り戻し、10年後には「大きな愛情で助けてくれてありがとう。今は結婚して子どももいて働いています。皆さんは僕の大切な友達です。」とメッセージを届けてくれました。

ひとりの子どもが未来を切り拓いていく姿は、PLASの歩みがもたらした確かな変化を象徴するものでした。

こうした経験から門田が大切にしてきたのは、「子どもの未来を変えるには、大人が変わらなければいけない」ということです。地域の大人のまなざしが変わり、協力者として関わるようになったことで、子どもたちの人生は確かに前へ進み始めます。

PLASが支援や物を”あげる”のではなく、現地の人々とともに”つくる”支援を大切にしてきた背景には、こういった気づきがあったからです。

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支援を届けた親子

現在PLASは、親子支援事業、性に関する教育事業、現地団体の組織基盤強化事業を柱に、アフリカの子どもたちの未来を拓く取り組みを続けています。

貧困状態にある家庭では、保護者がスモールビジネスによって自ら収入を得られるように支援し、同時に親子へのカウンセリングで前向きに将来を計画できるようになります。また、10代の妊娠率が高い地域では、若者自身が仲間に性知識を伝える「ピアエデュケーター」の育成を進めています。さらに、現地の団体と協働しながら組織の運営力を育み、持続可能な支援の土台を築いています。

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支援を届けた子どもたち

これまでケニアとウガンダで8,500人以上の子どもたちに支援を届けてきました。

ケニアのある地域では、現地での中学校への進学率が約4割なのに対して、私たちの支援を受けた子どもたちは全員が中学校へ進学しました。奨学金の受給者は支援前の12倍にも増え、子どもたちの約9割が「自分を好きになれた」と答えています。これらの成果は、保護者や地域の大人の変化、そして子どもたちが前向きに生きるチカラを手にした証です。

今回の中曽根康弘賞受賞は、門田個人の取り組みに対する顕彰であると同時に、PLASがともに歩んできた多くの皆さまとの20年の積み重ねが評価された結果でもあります。

これからもPLASと、ともに取り残された子どもたちが前向きに生きられる社会をつくっていただけたら嬉しいです。

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