こんにちは、いつもPLASにあたたかいご支援と応援をありがとうございます。インターンの横井です。
今回は、PLASとウガンダの現地パートナー団体ギバーとの協働プログラムであるRISEプログラムの進捗についてご報告します。
今月3月、RISEプログラムの第1フェーズ終了を前に、今後の活動方針を検討する会議を開催しました。
RISEプログラムは、複雑な社会背景や家庭環境により、夢を描くことができない子どもたちとその親を支える事業です。
RISEプログラムに参加する家庭の子どもたち
第1フェーズでは、半年間を通してそのお母さんたちが養鶏を始める際に必要な初期費用を支援し、さらに養鶏に関する研修を実施することで、安心してプログラムに取り組める環境を整えました。
4月から始まる第2フェーズでは、この全面的な支援を少しずつ減らし、参加者が自立して養鶏を継続できる準備を進めていきます。今回の会議では、第1フェーズで培った意欲と経験を次の段階へつなげていくことの重要性を確認し合いました。
今月、ギバーのスタッフであるシルビアとスーザンが、ニャンジャ・マワンガラのコミュニティにモニタリング訪問を行いました。今回の訪問によって、参加者の子どもたちの教育状況を確認し、学校に復帰できた人数や学習の進捗についても確認することができました。
また、参加者に提供されたニワトリの状況も確認し、順調に成長していることがわかりました。中には卵を産んだり、ヒナを育てていたりと、よい成果が見られました。
ニャンジャ・マワンガラのプログラム参加者向けにマーケティング研修を実施しました。
研修では、日常生活での顧客と顧客サービスの大切さを理解し、地域市場で効果的に商品を販売する方法を学びました。
特に農村地域では、地域社会そのものが大切な市場となるため、身近な人々とのつながりを意識した販売戦略が必要となります。参加者同士で、顧客の行動やニーズの変化を理解し、より多くの人々に届けるための工夫についても活発に話し合いがされました。
ギバースタッフとPLAS藤原、プログラム参加者
また、同プログラムの参加者を対象に、養鶏の再研修が実施されました。第1フェーズで多くの参加者がニワトリを失ってしまいましたが、新たなニワトリが提供されたことから、今回の再研修は非常に重要な機会となりました。
この再研修は、ギバーのスーザンが担当し、ニワトリの病気を防ぐための基本的な管理方法や、健康的な飼育方法について丁寧に指導しました。
定期的なワクチン接種や、地域で手に入る餌を活用して免疫力を高めた成功事例も紹介され、以前にニワトリを失ってしまった参加者も、新たに提供されたニワトリが順調に育っていることに満足している様子が見られました。
参加者からは、
ニワトリを受け取ったあとどのように利益を得るかを模索しています。卵を販売し、その利益を追跡できるようにノートに記録することができます。
といった、研修の学びを実践に活かそうとする意欲が感じられました。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
引き続き、RISEプログラムの様子を見守っていただけますと幸いです。
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