今回は、前回に引き続きSMILE事業の成果をレポートしていきます♪
この事業はウガンダで行われており、【カウンセリング】【農業研修】【治療環境を良くするためのアドヒアランス向上研修】【グループ貯蓄】の4方面から支援を届けていきます。
SMILE事業では、収入向上、HIV治療環境の改善に加え、保護者の教育意識や子どもたちのキャリア意識に変化が見られました。
今回は、保護者の教育意識と子どもたちのキャリア意識についてクローズアップして、成果をレポートします!
SMILE事業の支援内容一覧
カウンセリングは通常カウンセラーと1対1で行いますが、それ以外にも集合研修を行っています。保護者の教育理解や子どものモチベーション向上を目指して、保護者向けの高等教育説明会やキャリアトークを実施しました。
こちらは高等教育説明会の様子。保護者全員が参加し、中等学校と職業訓練校の校長が学費や入学プロセスを説明しました。
高等教育説明会の様子
こちらは子ども向けのキャリアトークの様子です。学校の先生、弁護士、経営者、エンジニア、看護師が招かれ、子どもたちに対してキャリア教育を行いました。
子ども向けキャリアトークの様子
今まで知らなかった職業に出会ったり、自分のやりたいことは何なのかと考えるきっかけになりました。
カウンセリング後の調査で、保護者や子どもの意識変化が明らかになりました
カウンセリング前後で、子どもと保護者が子どもの将来について会話する時間が増加したことが分かります。
また、子どもの成績記録を保管しているかという質問に対し、「ほとんどしている」と回答した保護者がカウンセリング前は15人程度であったのに対し、カウンセリング後は30人程度に増加しました。
以下も、ポジティブな変化が見られた回答です!
・「女の子と男の子に、性と生殖に関する健康問題について指導している」
→「滅多にしていない」「たまにしかしていない」と回答した方はいなくなり、「ほとんどいつもしている」が7人から22人に増加
・「子どもの学力向上について相談するため、学校に訪問している」
→「ほとんどいつもしている」との回答が7人から22人に増加