PLASが手掛けるプロジェクトの一つであるFLOWER(経済的自立とキャリアプランニング支援事業)。FLOWERプログラムは、HIVの影響などで経済的余裕がなく、教育について適切に情報にアクセスできない家庭を支援しています。
在来種野菜と樹木を組み合わせた農業で経済的自立に取り組み、保護者が子ども達の発達や教育に関する「保護者としての必要な知識」を身につけて、子どもたちが自分の意志で将来を計画し、選択できる力をつけるための適切なアプローチができるよう、相談・カウンセリングを通してサポートをしています。
その一環で、子どもたちに取り組んでもらっているのが「絵本読み聞かせ活動」です。今回は、読み聞かせ活動の様子をご紹介していきます!
多くの子ども達が時間通りに集まり、9時の開始時間には20人を超えていました!
まずは4つのグループに分かれて、「読書をするメリット・デメリット」について話し合います。
デメリットを出す方が難しそうで、なかなかペンが進まないチームもありました。
読書のメリットについて発表をしているチーム、緊張のためかまだまだ表情が硬いです。
読書のメリットとして、
などを発表してくれました。
皆の前で読み聞かせに挑戦するまでに、まずはペアをつくって静かに練習をしてもらいます。
絵本の読み聞かせをしたことのある子どもが誰もおらず、最初は戸惑っているようでしたが、PLASスタッフ藤原がデモンストレーションとして2冊の絵本の読み聞かせを行いながら、読み聞かせのポイント(ページのめくり方、本の見せ方、声の出し方、動き方など)を伝えると、とても興味を持ってくれたようで、渡した絵本を食い入るように読んでいきます。
最初のうちは「絵本なんて興味ねぇよ!」といったそぶりの男の子達も、いつの間にか真剣に読んでいます。
早めに読み終えたペアと絵本を交換して違うものを読むなど、絵本に対する興味がどんどん研修中に沸いてくるのを感じる嬉しい場面もありました。
いよいよ皆の前での絵本の読み聞かせがスタートしました。初めのうちは、絵本の持ち方の角度をスタッフ(写真左)が直す場面もありましたが、だんだんと演技にも熱が入ってきて、聞いている子ども達も真剣そのものです。
最終的には時間的な問題でみんなの前での読み聞かせを切り上げてもらおうと思っても、「でもまだ終わっていないんです」とやめたくない宣言をするほどに、夢中になってくれました!
最後に本の借り方、レポートの書き方、計画の立て方を学び、子ども達に6ヶ月の読書計画を立ててもらいました。
ペンを貸しあいながらレポートを進める子ども達
2020年12月の絵本のクリスマスキャンペーンを行った際に、皆様からいただいた200冊の絵本たちは普段は鍵つきのキャビネットに大切に保管されています。(ありがとうございます!)絵本を借りたい子ども達が来た際は、貸出票を二枚作成(1枚子どもたち、1枚事務所)し、紛失などがないように管理されています。
【御礼】200冊の絵本の支援が集まりました!|「アフリカの子どもたちのサンタさんになって、絵本を贈ろう」キャンペーンは終了しました
絵本を通して、子ども達に何かを学んだり、考えたりして欲しいという想いもありますが、何より「本を読む」という習慣の中で、想像力や友達との意見交換を通じて、多くのことを子ども達には受け取って欲しいと願っています。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
引き続き、FLOWERプログラムの様子を見守っていただけますと幸いです。
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